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【九州ツーリング1日目】新門司港から大分へ268km!大雨と霧、携帯の充電トラブルで初日からキャンプ崩壊

ツーリング・旅

2026年9月18日。PCX160での九州キャンプツーリング、走行初日です。

前日の夕方に大阪南港を出港し、名門大洋フェリーで一晩かけて九州へ。計画では、この日から6日間「全日テント泊」で九州を走り回るはずでした。

……が、この初日が今回の旅でいちばん過酷な1日になります。天気は平尾台以外、ずっと雨。雨と霧、まさかの携帯トラブル、そして初日からのキャンプ計画崩壊。順番に書いていきます。

今回のルートとマップ

1日目のルートは、こちらの地図にまとめました。

旅程

この日の立ち寄りスポットは、こちらです。

  • 6:05 新門司港(下船)
  • 6:42 吉野家(朝食)
  • 7:33 平尾台
  • 9:53 鳥居橋(宇佐市院内町)
  • 10:27 福貴野の滝
  • 10:52 金鱗湖
  • 11:50 狭霧台
  • 12:41 陽だまり食堂(昼食)
  • 13:41 蛇越展望台
  • 14:25 九重夢大橋
  • 15:32 長者原
  • 夕方 久住ふれあい会館 星ふる館(携帯の乾燥で足止め)
  • 18:46 辻河原公園(予定のキャンプ場)
  • 夜 松のや 大分猪野店(夕食)
  • 22:28 鶴崎ホテル(宿泊)
日付2026年9月18日
走行距離約268km(一般道のみ)
ルート新門司港→平尾台→湯布院→九重・長者原→大分市内
天気雨(平尾台のみ曇り)
宿泊鶴崎ホテル(当日急きょ変更)
1日目の費用約7,700円

※本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれています。

スポット紹介

新門司港に上陸!九州ツーリング開始

船内アナウンスで4時30分に起床し、下船準備。5時30分に新門司港へ接岸しました。

バイクは下の階層に停めていたため、上層の車が出てからになり、実際にバイクで下船できたのは6時05分ごろ。空はどんよりした曇り空でしたが、この時点ではまだ雨は降っていません。

さあ、九州ツーリングの始まりです。

📍新門司港(名門大洋フェリーターミナル):Googleマップで見る

吉野家で朝食。納豆牛小鉢定食468円

下船後、まずは吉野家 小倉南葛原店で朝食です。

食べたのは「納豆牛小鉢定食」(468円)。ご飯大盛が無料だったので、もちろん大盛にしました。これから長い1日を走るので、朝のうちにしっかり食べておきます。

カウンターにヘルメットを置いて、九州最初の食事。ここまでは、まだ平和でした。

ヘルメットをカウンターに置き、九州で最初に食べた吉野家の納豆牛小鉢定食。

📍吉野家 小倉南葛原店:Googleマップで見る

平尾台。カルスト台地を散策

この日のルートは、平尾台から大分方面へ南下し、やまなみハイウェイを走る計画。まずは北九州の平尾台へ向かいました。

平尾台は、草原のあちこちに白い石灰岩が顔を出すカルスト台地です。「平尾台」と刻まれた石碑の前でPCXと記念撮影をして、遊歩道を歩いて台地を散策しました。

見渡すかぎりの草原に、ごつごつした岩が点々と続く景色は、関西ではあまり見られない独特の風景です。このときはまだ曇り空で遠くの山並みは霞んでいましたが、雨は降っておらず、路面も乾いていました。

なお、平尾台には千仏鍾乳洞などの鍾乳洞もありますが、今回は入らず、カルスト台地の散策だけにしました。鍾乳洞は次の機会のお楽しみです。

📍平尾台:Googleマップで見る

鳥居橋。走っていたら現れたレトロな石橋

平尾台から国道10号を南下し、大分県宇佐市に入ったあたり。走っていたら、急にレトロな橋が目に入りました。

思わず止めてしまったのが、院内町の鳥居橋です。院内町は75基もの石橋が残る「石橋の町」で、鳥居橋は5連アーチの姿から「石橋の貴婦人」とも呼ばれる代表的な石橋。予定にはなかったのですが、橋の周りを歩いたり写真を撮ったりして、しばし寄り道しました。

ただ、この橋に着く少し前から、ぽつぽつと雨が降り出しました。ここから先、この雨が1日中ついて回ることになります。

📍鳥居橋:Googleマップで見る

福貴野の滝。展望デッキまで行ったけれど…

福貴野の滝は、宇佐市安心院町にある落差約65mの名瀑です。西椎屋の滝・東椎屋の滝とともに「宇佐の三滝」と呼ばれ、豊富な水が雄滝と雌滝の二筋に分かれて流れ落ちる姿が見どころです。

宇佐市の福貴野の滝では、展望デッキまで行ってみました。

ところが雨と霧と水しぶきで、視界は真っ白に近い状態。滝の迫力を楽しむというより、「滝があるはずの方向を眺める」感じになってしまいました。晴れた日に来れば、まったく違う景色なのだと思います。

このあたりで、雨はもう完全に本降りです。

📍福貴野の滝:Googleマップで見る

金鱗湖。雨に波立つ湖面

湯布院に入り、金鱗湖にも寄りました。湯布院を代表する観光スポットです。

金鱗湖は、湖底から温泉と清水が同時に湧き出る珍しい湖です。水温が高いため、秋から冬の早朝には、湖面から立ち上る幻想的な朝霧の風景が見られます。明治時代に儒学者の毛利空桑が、夕日に照らされて金色に輝く魚の鱗を見て名付けたと伝えられています。

雨で湖面は波立ち、湖畔の道もびしょ濡れ。石灯籠や湖畔の木々を眺めながら、PCXを停めて写真を撮りました。朝霧が湖面から立ちのぼる景色で有名な場所ですが、この日は雨の金鱗湖。それはそれで、しっとりした雰囲気ではありました。

📍金鱗湖:Googleマップで見る

狭霧台は真っ白。ひっくり返った車にも遭遇

湯布院から、やまなみハイウェイへ。狭霧台は由布岳や湯布院の盆地を見渡せるはずの展望スポットです。

……が、着いてみると真っ白。駐車場も路面も濡れ、霧で景色はほぼ見えません。雨の降りもかなり強かったので、ここでしばらく待機しました。

しかも狭霧台では、カーブで車がひっくり返っている場面にも遭遇しました。視界が悪い中での事故だったのだと思います。こちらも気を引き締めて、安全に走るだけで精一杯の区間でした。

着ていたのは、ワークマンのレインウェアです(上はホンダとワークマンが共同開発したというモデル)。バイク乗り向けの作りのはずなのですが、この雨の強さでは太刀打ちできず、この頃にはカッパの中の衣服やシューズまで浸水が始まっています。

📍狭霧台展望所:Googleマップで見る

陽だまり食堂で昼食。ひだまり定食1,320円

お昼は、湯布院の陽だまり食堂へ。JAの農産物直販所に併設された、地元のお母さんたちが作る郷土料理の食堂です。

食べたのは一番人気の「ひだまり定食」(1,320円)。だんご汁、とり天、牛肉ごぼうコロッケという大分の名物がそろったセットで、ご飯に漬物・小鉢まで付いてボリュームたっぷりです。

店内は昔ながらの大衆食堂という雰囲気。満席とまではいきませんが、この大雨の中でもお客さんが途切れることなく入ってきます。地元に愛されている店なんだな、という感じです。

だんご汁は、具材がめちゃくちゃたくさん入っていて美味しかったです。実は私、和食の煮物がちょっと苦手で、昔なら絶対に食べられなかったはずなのですが、食べてみたら意外と食べられました。お母さんやおばあちゃんの味、というやつです。

ずぶ濡れのライダーには、こういう家庭的な定食がいちばんありがたい。しっかり食べて、午後の部へ出発です。

📍陽だまり食堂:Googleマップで見る

蛇越展望台も真っ白

蛇越展望台は、やまなみハイウェイ沿いにある展望スポットで、正面にそびえる由布岳と、眼下に広がる湯布院盆地を一望できます。名前は、大蛇が峠を越えたという伝説が由来とされます。秋から冬の早朝には、湯布院名物の朝霧に包まれた街の風景を見下ろせる場所としても知られています。

昼食後は、やまなみハイウェイをさらに西へ。蛇越展望台も、霧で真っ白でした。もっとも、霧のせい

だけでもなかったようで、展望台の前の草が背丈ほどに伸びていて、晴れていても眺めはかなり見えにくかったと思います。

本来なら九重の山並みがどーんと見えるはずの道ですが、この日はどの展望台も「来た証拠に看板だけ撮る」状態。景色のリベンジは、いつか晴れた日に持ち越しです。

本来なら九重の山並みが見えるはずが、霧で真っ白になった蛇越展望台。

📍蛇越展望台:Googleマップで見る

九重夢大橋。雨で渡るのは断念

九重”夢”大吊橋にも寄りました。日本一の高さを誇る歩行者専用の吊り橋です。

2006年に開通した、長さ390m・高さ173mの吊橋です。橋の上からは、日本の滝百選に選ばれた震動の滝や、鳴子川渓谷の絶景を眼下に望むことができます。

ただ、この雨と霧。橋の主塔とケーブルが霧の中にかすんで見えるだけで、谷の景色はほとんど見えません。渡っても景色は楽しめそうになかったので、今回は駐車場と展望スペースから眺めるだけにして、渡るのは断念しました。

写真と動画だけ撮って、先を急ぎます。

📍九重”夢”大吊橋:Googleマップで見る

長者原。この日いちばん嬉しかった1枚

やまなみハイウェイのハイライト、長者原に到着。タデ原湿原の入り口でもある場所です。

ここには、まっすぐ伸びる直線道路の撮影スポットがあります。実はこの直線、YouTubeの小粒チャンネルで小粒ちゃんも写真を撮っていた場所で、「同じところで撮りたい」と思っていた念願のポイントでした。

雨も霧も相変わらずでしたが、濡れた路面の直線でPCXの写真を撮れた瞬間は、この日いちばん嬉しかったです。天気のいい日ならもっと気持ちいい1枚になったはずですが、これはこれで、この旅らしい1枚になりました。

📍長者原:Googleマップで見る

夕方 星ふる館で足止め。充電口の乾燥に消えた時間

ところが、ここからが本当の苦難でした。

スマホはナビ代わりに、充電しながら走っていました。カバーは付けていましたが、防水ケースのようなものは使っていません。ケーブルの抜き差しはしていないのに、雨水が充電口から入っていったようで、途中から充電ができなくなってしまいました。

そのまま走り続けるうちにバッテリーはどんどん減り、ついには電源が落ちてしまいます。再起動しようとしても「水分が検出されました」と表示されて、何度も切れてしまう状態。ナビ代わりの携帯が使えないのは、旅先では致命的です。

そこで竹田市久住町の「久住ふれあい会館 星ふる館」で、充電口を乾かすことにしました。ところが水分検知はなかなか消えず、乾かしては様子を見て、また乾かして……と繰り返すうちに、約1時間半もの時間を消費してしまいました(長者原からキャンプ場までの移動時間を差し引いた逆算です)。

正直、この乾燥待ちがこの日いちばんキツかったです。走る疲れより、止まって待つ時間のほうがよっぽど堪えました。

ちなみにこの間、写真は1枚も残っていません。携帯が使えなかったので当然なのですが、15時35分を最後に写真が途切れていて、自分でも驚きました。

この失敗の教訓はシンプルで、雨の日はスマホの防水対策が必須、ということ。次からはスマホの防水対策をして走ることにします。良さそうな防水ケースがなかなか見つからないので、ジップロックのようなジップ袋にスマホを入れて、そのままスマホホルダーにはめて走ろうと思っています。あと、これは地

味に効くのですが、100均でも買えるジップ袋をスマホに上からかぶせておくだけでも、充電口への浸水はかなり防げます。

📍久住ふれあい会館 星ふる館:Googleマップで見る

原尻の滝は断念。辻河原公園に到着したけれど…

本当は、キャンプ場へ行く前に原尻の滝にも寄りたかったのです。でも、星ふる館での時間ロスが響いて、もうすっかり暗くなってしまいました。大雨も続いていたので、原尻の滝は断念です。

(結局、原尻の滝へは翌日に行くことになります。それは2日目の記事で)

📍原尻の滝:Googleマップで見る

そして18時46分、予定していたキャンプ場「辻河原公園」(豊後大野市緒方町)に到着しました。原尻の滝から約2km、川沿いの芝生が気持ちいい無料キャンプ場です。晴れていれば、絶好の初日の宿泊地だったはずです。

しかし、着いてみると場内は水たまりだらけ。この大雨の中では、とてもテントを張れる状態ではありませんでした。

「もしかしたら屋根付きの場所があるかも」と場内を探してみましたが、泊まれるような場所はなし。カッパの中まで完全に浸水した状態で、ここにテントを張るのは無理だと判断しました。

6日間全日テント泊の計画は、初日の夜にあっさり崩壊です。

せっかく積んできたキャンプ道具一式も、初日は出番なし。テントはコールマンのツーリングドーム/SDX(スカート付きのツーリング用テント)、シュラフもコールマン(セカンドストリートで約1,000円で買ったもの)、マットはLOGOSの55セルフインフレートマット・SOLOで、このマットは旅を通してめちゃくちゃ良かったのですが、それはまた別のお話です。

📍辻河原公園キャンプ場:Googleマップで見る

夜 松のやでとんかつ定食。そして急きょホテル探し

キャンプを諦めたら、まずは腹ごしらえです。大分市内へ走り、松のや大分猪野店でとんかつ定食を食べました。650円、しかもご飯はおかわり自由。雨の中を走り回った1日の終わりのとんかつ、沁みました。

そのうえで宿探しです。最初は快活CLUBも考えましたが、濡れた衣服・シューズ・荷物を乾かせないことと、鍵が付いていないことが気になり見送りました。

Yahoo!トラベルで見つけたのが、大分市の鶴崎ホテル。21時06分に予約を入れて、22時28分にはホテルの屋根付き駐車場にPCXを停めていました。

夜に急きょ予約を取り、屋根付き駐車場にPCXを停めた大分市の鶴崎ホテル。

📍松のや 大分猪野店:Googleマップで見る

鶴崎ホテルで完全復活

鶴崎ホテルは約3,800円。バイクは雨のかからない建物1階に停めさせてもらえました。

部屋ではエアコンのドライとドライヤーを総動員して、濡れた装備を完全乾燥。赤茶褐色の天然温泉(ジェットバスやサウナもあります)で、冷え切った体もすっかり回復しました。

このホテルに救われた夜の詳しい様子は、別記事にまとめています。

📍鶴崎ホテル:Googleマップで見る

走行データと費用

この日の数字をまとめておきます。

走行距離約268km(全行程一般道。確定ルートから算出した推定)
朝食(吉野家・納豆牛小鉢定食)468円
昼食(陽だまり食堂・ひだまり定食)1,320円
夕食(松のや大分猪野店・とんかつ定食)650円(ご飯おかわり自由)
宿泊(鶴崎ホテル)約3,800円
ガソリン代1,290円
入湯税150円
合計約7,700円

1日目のまとめ

いちばんキツかったのは、星ふる館で充電口を乾かした長い時間。いちばん嬉しかったのは、長者原の直線で念願の写真が撮れた瞬間でした。

初日から雨と霧にやられ、全日キャンプの計画は崩壊しました。でも、翌朝7時には天気も回復し、乾いた装備で宮崎方面へ出発できています。

そして、行きそびれた原尻の滝と、真っ白だったやまなみハイウェイのリベンジは、この先の旅と次の九州で必ず。

次回、2日目(宮崎方面)へ続きます!

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