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九州へ6泊のキャンプツーリングに出たとき、PCX160にキャンプ道具一式と6日分の着替えを積み切りました。使ったのはトップケースとサイドバッグ、そしてシート下だけです。この記事では、実際に走り切った積載の構成と振り分けのルールを紹介します。
積載の完成形


全体の構成はシンプルで、GIVIのトップケース(47L)、TANAXのサイドバッグ(左右合計38〜56L)、タンデムシートの上とシート下スペースです。総容量は100L前後。これでテント・シュラフ・マットと6日分の衣類が収まりました。
使っているバッグ類
GIVI B47NTMLD TECH(トップケース・47L)
走行中に何度も開け閉めする物は、すべてトップケースに入れます。レインウェア、グローブ、飲み物、充電ケーブルなどです。停車してすぐ手が届く場所にあるので、雨が降り出しても慌てません。
TANAX マルチフィットサイドバッグL MFK-187(38〜56L)
左右合わせて最大56Lまで広がるサイドバッグです。シュラフや衣類など、キャンプ場に着くまで開けない物を入れます。
振り分けのルールは「使用頻度」と「重さ」
荷物の置き場所は、次の2つのルールで決めています。
1つ目は使用頻度です。よく使う物から順に、トップケース→左サイドバッグ→右サイドバッグ→シート下、の順に入れます。シート下は開けるのに手間がかかるので、最後の手段です。
2つ目は重さです。テントのペグのような重い物は、シート下の低い位置に入れます。重心が低くなるので、重い荷物を積んでも走行が不安定になりにくいと感じました。
場所ごとの中身
- トップケース:レインウェア(ワークマン)、グローブ、飲み物、充電関係など走行中に使う物
- サイドバッグ:シュラフ(コールマン)、衣類一式
- タンデムシートの上:LOGOSのマット。シートとトップケースの間に挟み、ゴムひも2本で固定します(関連記事:ロゴス55セルフインフレートマット・SOLO レビュー)
- シートの上:テント(コールマン ツーリングドーム/SDX)。シートが開かなくなる代わりに、大きくて軽い物を置くのに向いています
- シート下:テントのペグなど重い物

衣類は洗濯をしない前提で、下着類(エアリズムのTシャツ・パンツ・靴下)は「お風呂に入る日数分+2日分」、ジーンズと上着は2着ずつ、ジャージのズボン2着、ワークマンのバラクラバ2つを持って行きました。
あえて持って行かない物
調理器具とチェア・テーブルは持って行きませんでした。食事はすべて外食と買い食いで済ませ、キャンプは「寝るだけ」に割り切っています。その分、積載に余裕ができて、荷物の出し入れも楽でした。結果として、持って行って使わなかった荷物は1つもありませんでした。
雨対策は「二重防水」
サイドバッグの弱点は、レインカバーを付けてもカバーの底に雨水がたまることです。ただ、中の荷物はビニールのエコバッグに入れてからバッグに入れていたので、大雨の中を走っても荷物が濡れることは一度もありませんでした。バッグ自体の防水に頼らず、中で二重に守るのが確実です。

積載の基本原則と、メーカー公称の上限(一般論)
ここからは、私の積み方そのものではなく、キャンプツーリングの積載で一般に言われている原則と、メーカー公称の数値を整理します。
走行安定性を高める積載の3原則と配置
キャンプツーリングの積載では、「低重心・集中化・完全固定」の3原則が基本とされています。重い物は低い位置に積むことが推奨されています。また、重い物はライダーの真後ろなど、車体の中心近くに集中させることが推奨されています。リアキャリア後端に重量物を積むことは、走行中の振られの原因になるとされています。
荷物の固定については、荷締めベルトを均等に強く締めることが推奨されています。荷物とシートの間に滑り止めマットを挟むと、固定がより効果的になるとされています。
(出典:くろきゃんぷ「バイクキャンプ積載術と装備選びの完全ガイド」)
積載が操縦に与える影響と注意点
モータージャーナリストのカズ中西氏は、重いものは下に積むことを指摘しています。全高が高くなりすぎないようにすることも指摘されています。さらに、ワインディングの切り返しでもズレにくい固定が重要とされています。操縦については、荷物の動きの遅れを意識した操縦が求められるとされています。
(出典:ライブドアニュース「バイク旅の不便を楽しむ!キャンプツーリング最小装備の極意」)
容量と積載量の公称値
PCX160の最大積載量は180kgとされています。これは、乗員・同乗者・荷物・アクセサリーの合計です。GIVI B47(モノロック)の最大積載量は3kgとされています。47Lの容量があっても、トップケースは軽くてかさばる物向きとされています。TANAX MFK-187は片側19〜28L(両側38〜56L)で、レインカバーが付属するとされています。
(出典:ホンダ取扱説明書・各メーカースペック)
出発前と休憩時のチェック
出発前には、車体を揺すって荷物が動かないか確認することが推奨されています。また、休憩のたびにベルトの緩みを確認することが推奨されています。荷物のズレは走行中は気づきにくいとされています。
(出典:くろきゃんぷ/ライブドアニュース)
まとめ
PCX160でも、トップケース47Lとサイドバッグがあれば、6泊分のキャンプ道具は十分に積めます。大事なのは容量よりも振り分けで、使う頻度の高い物を手の届く場所に、重い物を低い場所に置くこと。そして持って行く物を「寝るための道具」に絞ることです。
九州キャンプツーリングの記録は、0日目のフェリー編(投稿ID 871)から連載しています。


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